Voice先輩インタビュー
大切なのは、工事に関わる人とのコミュニケーション。誰よりも早く、できる仕事を増やしたい。
Kenichiro
Uemura
上村 賢一朗
土木施工管理
2019年入社 土木部 土木一課
県民が完成を待ちわびる、上北自動車道の建設に従事(2021年8月現在)
八戸市出身で、高校の建築科を卒業後、地元の八戸工業大学に進学しました。田中組を知ったのは、同じアーチェリー部の先輩のお父さんが田中組で働いていたからです。知っている人が働いている会社だったことと、大学の先生の紹介もあったので、それほど悩まずに田中組に就職を決めました。
現在は土木部に所属し、主に道路などの土木工事における施工管理を担当しています。今担当しているのは建設中の上北自動車道で、田中組からは自分を含めて社員2名が派遣されています。協力業者さんへの指揮など、現場を監督する立場として責任ある仕事をしています。
一言に上北自動車道と言っても、上北道路、上北天間林道路、天間林道路の3つからなり、端から端まですべて担当しているのではなく、田中組はここからここまでの区間を担当、という風に細かく分かれています。現在担当している工事は「地盤改良」と言って、土地の上にそのまま構造物や土がのると沈下してしまうのを抑えるためにセメントを混ぜて堅くする作業をしています。
毎朝、現場へ直行して現場の8時の朝礼に参加するところからスタートします。基本的にはずっと現場にいるか、現場近くの事務所で仕事をします。冬は雪も寒さもあって大変です。特に今年の冬は大雪だったので、雪によって1週間作業できないこともありました。
八戸在住なので、七戸の現場まで向かうのに自分たちが以前担当した工区エリアを通過しながら毎日通勤しています。
歳の差30歳の大ベテラン先輩社員に気兼ねなく相談できるのは、田中組ならでは
田中組に入社してよかったと思うのは、先輩社員との距離が近いことです。先輩と言っても、自分より30歳くらい年上の大先輩です。年は離れているけれど距離が近いというのは、なかなかないと思います。いろんな現場を経験してきた先輩にいろんなことを相談することができるので、会社全体で話しやすい環境が整っていると感じています。
およそ70名の社員が在籍している田中組ですが、課を越えた交流も最近は増えてきました。昨年は同世代の若手社員を集めて、ビジネスマナーの研修会に参加しました。同じ会社であっても、別な課の社員と話す機会はなかなかないので、そういう機会を通して打ち解けられました。20代の社員は現在10名ほどいます。男女比でいうと男性が8割の職場です。
最近はコロナ対策で自粛していますが、社内イベントとしての飲み会やレクリエーションもありました。プライベートでゴルフに行くなど、社員同士での交流もあります。
たくさんの人に必要とされる構造物を作りたい
現在、土木施工管理技士の2級を取得済なので、次は土木施工管理技士の1級資格取得を目指しています。わたしは高校、大学と建築や土木について学んでいるので、受験に必要な経験年数が3年分免除され、早めに受検することができます。 田中組では、一度目の資格取得試験の交通費や受検料を会社で負担してくれます。一度資格を取得すると資格手当てが付き、給料に上乗せされるので、なるべく最短で資格を取得したいです。
今の目標は土木施工管理技士1級の資格取得と、大きな現場を一人で任せてもらえるようになることです。今担当している上北道のように、完成したら自分も使うような道路や、たくさんの人に使われる道路は積極的にどんどん関わっていきたいですね。現在は土木部にいますが、高校のときは建築を学んでいたので、いずれは建築の仕事もしてみたいです。
土木現場における監督冥利に尽きる瞬間
土木に限らず建築の現場にも言えますが、担当している工事現場の状況によって、閑散期や繁忙期など仕事の忙しさに波があり、定時で帰れるときもあれば、残業や休日出勤がある時期もあります。しかし、工事が完了した時の達成感や自分が関わった道路や造作物を見たり利用したりすることで地域の街づくりの一翼を担っているんだなと実感するのは監督冥利に尽きる瞬間です。
人とのコミュニケーションが好きな方は、田中組に向いていると思います。不特定多数の方と話をする機会が多いので、人とのつながりを大事にする人にはおすすめの職種、職場だと思います。